飲食店のGoogleマップ集客、まず何から始めるか

飲食店のGoogleマップ集客、まず何から始めるか

「Instagramをやった方がいいと聞くけれど、なかなか更新できなくて…」そんなふうに、少し申し訳なさそうに話してくださるオーナーさんに、これまで何度もお会いしてきました。

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「見せる」より先に「見つかる」を整える

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Googleビジネスプロフィールとは何か

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小さなお店が最初に整えるべき6つの項目

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「口コミ」が、選ばれる理由になる

SNSをがんばらなければという気持ちはよくわかります。でも、その前に一度立ち止まって考えてみてください。あなたのお店は今、「探している人に、ちゃんと見つけてもらえる状態」になっているでしょうか。

今日はそのことについて、一緒に考えてみたいと思います。

「見せる」より先に「見つかる」を整える

InstagramもGoogleマップも、どちらも大切なツールです。ただ、使い方の性質がまったく違います。

Instagramは、いわば「ファンに向けて発信する場所」です。すでにあなたのお店を知っている人、または偶然流れてきた投稿に興味を持った人が、写真を見てくれる場所です。フォロワーが少ない最初のうちは、なかなか届きにくいのが正直なところです。

一方のGoogleマップは、「今まさに探している人が来る場所」です。「〇〇駅 ランチ」「近くの定食屋」といったキーワードで検索した人が、あなたのお店を見つける入口になります。つまり、すでにお腹が空いていて、どこかに食べに行こうとしている人が使う場所です。

料理に例えるなら、Instagramは「盛り付けの美しさを見せる皿」、Googleマップは「お客さんが店に辿り着くための地図と看板」です。どんなに美しい料理を作っても、店の場所がわからなければお客さんは来られません。まず地図と看板を整えることが、先決だと私は思っています。

特に席数10〜30席ほどの小さなお店では、毎日写真を撮って投稿し続けるのは、体力的にも時間的にも難しいことが多いです。だからこそ、一度しっかり整えれば24時間働き続けてくれるGoogleマップを、最初の一手にすることをおすすめしています。

Googleビジネスプロフィールとは何か

Googleマップに店舗情報を表示させるための仕組みを、「Googleビジネスプロフィール」といいます。以前は「Googleマイビジネス」という名前でしたので、そちらで覚えている方もいるかもしれません。

簡単に言えば、Googleが提供している「お店の公式案内板」です。無料で使えて、登録・管理はスマートフォンからでもできます。

Googleで「自分のお店の名前」を検索したとき、右側や上部に店舗情報が表示されることがありますよね。あれがGoogleビジネスプロフィールによって表示されているものです。まだ登録していない場合や、情報が古いままになっている場合は、ぜひこの機会に確認してみてください。

小さなお店が最初に整えるべき6つの項目

Googleビジネスプロフィールには、さまざまな設定項目があります。すべてを一度に完璧にしようとする必要はありません。まず次の6つだけ、丁寧に確認してみてください。

  • 店名・住所・電話番号:正確に登録されているか確認する。特に電話番号は、つながるものが設定されているか。
  • 営業時間:現在の実際の営業時間と一致しているか。祝日や定休日の設定も忘れずに。
  • カテゴリ:「定食屋」「ラーメン店」「カフェ」など、お店の業態に合ったカテゴリが設定されているか。これが検索結果に影響します。
  • 写真:外観・内観・料理の写真を各2〜3枚程度。スマートフォンで撮ったもので十分です。
  • Webサイトやメニューのリンク:あれば掲載する。食べログや公式サイトへのリンクも有効です。
  • 「説明文」欄:100〜200文字程度で、お店の特徴や雰囲気を自分の言葉で書く。「どんな人に来てほしいか」を意識して書くと伝わりやすいです。

この6つが整っているだけで、何も設定していないお店と比べると、Googleマップ上での印象はずいぶん変わります。

「口コミ」が、選ばれる理由になる

Googleビジネスプロフィールには、お客さんが口コミ(レビュー)を書ける機能があります。この口コミが、実は集客において非常に大きな役割を持っています。

見知らぬお店を選ぶとき、多くの方が「他のお客さんの感想」を参考にします。口コミが10件あるお店と0件のお店があれば、どちらを選ぶか。多くの場合、口コミがあるお店の方が安心感を持たれます。

ここで大切なのは、「口コミを増やすために何かをする」というより、「口コミを書きたくなるような体験を提供する」という発想です。値引きや特典でお願いするのではなく、来てくださったお客さんに「また来たい」「誰かに教えたい」と思っていただける時間を丁寧に作ること。それが自然な口コミにつながっていきます。

もし口コミが入ったときは、できるだけ返信してみてください。良い口コミには感謝の言葉を、厳しいご意見には真摯に向き合う姿勢を。この返信の文面も、他のお客さんが読んでいます。お店の人柄や姿勢が伝わる大切な場所です。

月商100〜200万円の小さなお店では、新しいお客さんを毎月大量に呼び込むより、一度来てくださったお客さんに「またここにしよう」と思っていただける関係を積み重ねる方が、長い目で見て安定した経営につながります。口コミはそのための信頼の積み重ねでもあるのです。

まず一歩、今日できることから

SNSの運用に行き詰まりを感じているオーナーさんにお伝えしたいのは、「あなたのやり方が間違っていた」のではなく、「やる順番を少し変えるだけで、ずいぶん楽になることがある」ということです。

道具は正しい順番で使うと、力を発揮してくれます。包丁を研いでから食材を切るように、集客の土台を整えてからSNSを育てる。その方が、結果的に遠回りしないことが多いと、私はこれまでの経験から感じています。

経営のことを誰かに相談したり、他のオーナーさんの話を聞いたりする機会があると、自分では気づかなかった視点に出会えることがあります。一人で抱え込まずに、少しずつ学びを広げていくことが、長く続くお店づくりにつながると思っています。

今日できる小さな一歩として、まずスマートフォンでGoogleを開き、「自分のお店の名前」で検索してみてください。そこに表示される情報が、今のお店の「顔」です。営業時間は正しいか、写真は載っているか、説明文はあるか。ひとつひとつ確認して、気になる箇所があればそこから少しずつ整えていく。それだけで、あなたのお店は今より確実に「見つかりやすい店」になっていきます。


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